お兄ちゃんの部屋でエロ本を見つけた。
クラスの男子は「今時エロ本なんて買わねぇよ、ネットだよネット」
とか言ってたのでお兄ちゃんは少し古風なんだなと思った
なんだか申し訳ない気持ちになったのでそっともとの場所に戻しておいた
昨日のエロ本の話をゆみちゃんに話したらすごく興味深々だった
ゆみちゃんはオープンえろ、やばい。
他の子にも話が広がってしまった、
内容を聞かれたけど、ちゃんと見てなかったから適当にはぐらかした
エロトークはちょっとついてけなかった
ゆみちゃんはエロい
ゆみちゃんとクラスの男子の猥談に巻き込まれた。男子まじキモい。
適当にはぐらかしてたらゆみちゃんに「お兄ちゃんのエロ本読んでるむっつりキャラ」扱いされた
ウザい
今日はお兄ちゃんがバイトだった
あんまりいろいろ言われてるから気になったからエロ本を読んでみた
あんまりよくわかんなかった
付属のDVDがなくなってたからPCに入ってると思った。名探偵妹。
入ってなかった。ワラ
お母さんと買い物にいった
帰りにスタバ行った。
スタバで注文出来ない母。ワラ
そして娘。ワラ
お兄ちゃんのエロ本のことチクったけど、思春期だからーとかでスルーされた
妹も思春期なのに。
お兄ちゃんが私の部屋にきた。超レア。
なんかお母さんに言われたっぽい
「お前、俺の部屋のもんいじった?」
とか聞いてくる。探りをいれてくる兄、必死。ワラ
知らぬ存ぜぬで通す
兄、エロ本はもっとうまく隠してくれ
お父さんがタイタニック借りてきたからみんなでみた
超泣いた。
エロシーンの最中の父が挙動不審でキモかった
小テスト死んだ
連立方程式のグラフとかヤバイ
ゆみちゃんと藤原が付き合ってるらしい
そしてアイカの信用は地に落ちた
アイカのあだ名がハブリックビューになった
残念過ぎる。ワラ
ハブリックビューがハブられてハブリックビューとかみぃこエグい
アイカに相談されたから助けた
ゆみちゃんは別に隠したくなかったらしいからパブリックビューじゃなくなった
ゆみちゃんはまじアネゴ
お兄ちゃんに連立方程式教わる
さすが塾講師。よくわからなかったけど出来た。
サッカー日本負けた
ザッケローニ糞とかお兄ちゃんが言ってた
内田は良かったらしい、さすが内田イケメン
その後一緒にウイイレやった
口だけの兄は妹には勝てない。
ガリガリ君奢ってくれたけど可哀想だから一口だけあげた。
ちょっと可愛かった。
お兄ちゃんのバイト先に傘持ったいってあげた
生徒に彼女と勘違いされた。
必死で否定する兄。ワラ
面白かったから腕に抱きついてみた
ロリコン先生誕生の瞬間であった。ワラワラ
めちゃくちゃ怒られた。
ひくわー
朝お兄ちゃんが寝てる間にケータイと財布に私のプリクラを貼ってあげた
気づかないで出てった。ワラ
エロ本も見つけ出して顔のところにも貼ってあげた
これは警告である。
お兄ちゃんがとても真剣な感じで話してきた
怒られるのかと思ったけど違った。
「おまえ、俺のこと好きなの?」
とか聞いてきた
童貞は頭がおかしい。
好きだよって答えた。当たり前じゃんね。
我がオランダ軍の試合があったのでリビングで見てた。
ロッペンは本当はロッベンだった。
本物もゲームみたいだった。ロッベン強い。
お兄ちゃんがエアコンガンガンにして寒いから部屋から毛布持ってきたのに、トイレから戻ってきたら奪われてた。
「寒いんならエアコン切るよ」って言ったら
「あっためてやってたんだよ」とか言う。
秀吉かよ。ワラ
私が毛布に入ったら出てこうとするので
「あっためてよ」って言って捕まえて逃がさなかった
そしたらビドウダにしなくなった、照れてやがる。ワラ
でも本当に寒かったのでちょうど良かった
お兄ちゃんはあったかい。
男はみんなあったかいのか?
全然動かないからテーブルにあったペンで手に湯たんぽ(私専用)
って書いてあげた。くすぐったそうだった。
が、動かない。照れ隠しで意地になってる。ちょっと可愛いなと思ってしまった。
完
おいこの後ゆみちゃんに騙されて学校で肉便器にされるんじゃないの?
Bad End はヘタレ兄貴が無理矢理妹とSEXさせられる
Good End はカッコ良く兄貴が救ってなぐさめSEX
この人マジだなと思った。ワラ
絶対に負けられない戦いがそこにはあった。
膝を指先でふわってする奴とかしてもダメだった。
私は右手でお兄ちゃん探検隊を始めた
指で身体中を歩いて、洞窟探検とかいって鼻とか口とかに侵入したりした。
口に入ったところで噛みつかれた。わら
そしたらアレが硬くなってた。
ちょっと一瞬固まってしまったけど、気づかないフリした。
びっくりした。
超びっくりした。
超びっくりした。最悪。
超びっくりした。
試合がおわったら速攻で部屋帰って寝た
朝はワンセグで見てた奴のとこに人だかりが出来てた
私も男子に混じってみたけど、なんか男子臭がした。ワラ
すごい密着したから一昨日のこと思い出した。
アレが大きくなるのはどういうのなんだ
期末2週間前だから部活停止になったからゆみちゃんと一緒に帰った
藤原もなんか居た。
ゆみちゃんちついたら、藤原んち逆方向だからって戻ってった。
なんか、ミスったっぽい。
ゆみちゃんとみぃこが塾の自習室で勉強するのに誘われた
着いてったらお兄ちゃんの塾だった。ワラ
アイカも居た。
アイカは個別らしい。
緊張した。
数学わけわかんない。無理。
ワールドカップどころじゃない。ヤバイ
藤原とみぃこと猥談した
藤原最悪。……ゆみちゃん。ワラ
お兄ちゃんのPCでクンニリングスを調べた。キモかった
ゆみちゃん、マジか。ワラワラ
昨日、お兄ちゃんがオランダ戦始まるよーとか言って来たけど寝た。
お兄ちゃん残念。ワラ
三回くらい来た。何こいつウケる。ワラワラ
勝ったらしい。
学校でサッカー部の後藤とサッカーの話した。
オランダ好きっていったらダッチワイフとか言われた。
家帰って調べたところ、セクハラだった。後藤明日○す。
なんでオランダってダッチなの?
ってお兄ちゃんに聞いたらなんかオランダはネーデルランドでドイツのことをダッチっていうから、ドイツだったオランダだけダッチとか?……意味不明だった。
お兄ちゃんは無駄知識が多いから面白い。
モテないのに。
まさに無駄知識。ワラ
またゆみちゃん達と自習室で勉強した。
こないだの西中のコもいた。
お兄ちゃんの誤解を解いてあげた。
塾講師のロリコン疑惑はヤバかったらしい。
すまぬ。兄よ。
帰りにガリガリ君おみあげに買って帰った。
ソファーで寝てて暑そうだったから背中に入れてあげた。
「なんのっ!?」
とか叫んでた、めっちゃ笑えた。ワラ
お兄ちゃんに、呼ばれるたびに「なんのっ!?」って返事してたら不機嫌になってた
すまぬ。兄よ。
お兄ちゃんのPC勝手に使ってたのばれた。
「お前、変な言葉調べてるだろ」
とか言ってきた。
でも変な言葉リビングで調べられないから仕方ないのにね。
「変な言葉ってなに?」
って言ったらきょどってた。可愛い。
夜お兄ちゃんが床に寝転がってたから頭をまたいで
「さっきの変な言葉ってなに?」
ってもう一度聞いてやったら、もういいよ!とか言って逃げた。可愛い。ワラ
完全勝利。ワラワラ
最近後藤がサッカーの話とかLINEしてくる。
オランダ戦みてる?とかしつこい。
勉強してんだよ。
お兄ちゃんも「なに?男出来た?」とか言ってくる
許せん。
またみんなで塾に勉強しにいった。
塾長はナイスおっさんだった。怒られなかった。
夜までちょー勉強してたら、アイカが来た。
アイカの担当がお兄ちゃんだった。
お兄ちゃんは気まずそうだったが無視した。ワラ
働く兄とかなんか変な感じだった。
数学がマジでヤバイ。
谷岡の教え方がダメなんだと思う。塾いってないこはみんなヤバイって言ってた。
谷岡不要説濃厚。
試験おわったら一緒にウイイレしてあげる契約でお兄ちゃん先生を招集した。
アイカに教えてたみたいに先生っぽくしてって言ったらやってくれた。
「じゃあ先生って呼べよ」
とか意外と乗り気だった。ワラ
なにこのプレイ。ワラワラ
お兄ちゃんが先生っぽくするから私もアイカっぽくしてみた。
「せんせぇ」
とかなんか女の子っぽい喋りかたで、身体が当たると肩すくめたりしてみた。
私、キモい。ワラ
反応なかったからやめた。お兄ちゃんの癖に。
そして思った。
アイカよく疲れないな。ワラ
マジムカつく。許せんことがあった。
学校でアイカがなんかお兄ちゃんの事聞いてくる。
これはお兄ちゃんロリコン疑惑再燃とか思って笑ってたけど、
家帰ってまたお兄ちゃんに教わってたら、昨日みたいに可愛くやらないの?とか言ってきた。
キモっ!
なんかキモかった!
あんなあざといみたいのとかないわ!
ひくわー
自習室で11時まで勉強した。
今日は藤原と後藤もいた。一夜漬けするらしい。二人とも塾生だったらしい。
後藤と藤原はふざけててチューターの先生に怒られてた。
お兄ちゃんが迎えに来た。
なんか資料取りにきたとか言ってたけど、バレバレ。
ハーゲンダッツ買ってくれた。
ご機嫌とりウザいけどハーゲンダッツだから許す。
兄はよくわかっている。頭なぜてあげた。
わざと後藤の前二人乗りで通ってもらった。
後藤。ワラ
アイカっぽいのタイプなの?
って聞いたら、
「は?え、なんで?」
とか言ってた。
アイカの真似は伝わってなかったらしい。
これは恥ずかしい。
なんか恥ずかしかった。
朝からリビングで勉強してたらお兄ちゃんがサッカー見始めた。しかもオランダ戦。
息抜きすれば?とか言ってくる。
そして冷房ガンガンつけてくる。
無視してたけど、イライラしてたらお兄ちゃんが毛布持ってきてくれた。
トーストと紅茶もいれてくれた。ちゃんとハロッズの14番。
腕に湯たんぽ(妹専用)とか書いてあって笑ってしまった。負けた。ワラ
ズルいとこあるんだよなぁ。
悔しいけど仕方ないからソファで一緒にみた。
悔しいからお兄ちゃんクッションにしてやった。
「見えない」
とか言ってた。可愛い。無視したけど。ワラ
試合おわったらそのまま寝ちゃってた。
お兄ちゃんも寝てた。
毛布がお兄ちゃん臭がした。なんか懐かしかった。
起きて気づいたけど、なんか当たってた。
朝起き?だから仕方ない奴だって知ってるけど
ジャージだから感触がリアルでひいた。
デコピンしたらぶふるーんってなった。ワラ
マジキモい。ワラワラ
ちょっとめくって見てしまった。
私は見てしまった……。
私。残念過ぎる。
お兄ちゃんが起きたっぽいからすぐに寝たふりした。
なんかゴソゴソしてたけど、動かないかった。
起こしてくれていいのにね。
兄よ。妹は悪いコなんだ。そんな優しくしないでくれ。
リアルに反省した。
試験おわった!
無敵!
ゆみちゃんとみぃこと藤原と後藤とカラオケ行って、お祭り行った。
カラオケで後藤のアレが大きくなってるとかゆみちゃんが言い出した。
ゆみちゃんまじオープンエロス。
「ズボンのシワだから!ほら!ほら!」
とか言って立ち上がってズボンを見せつけてきた。必死。ワラ
お祭りの途中で後藤がどっかから笹?引っこ抜いて来てた。後藤バカ過ぎる。ワラワラ
ゆみちゃんは短冊に(ルーズリーフの切れ端だけど)藤原とずっと一緒にいれますように、とか書いてた。ゆみちゃんまじ乙女。
ちょっといいなーと思った。
恋したいなー。
藤原は私と後藤をくっつけようとしてるっぽかった。
ないわー
昨日から熱が出て学校休んでる。
お兄ちゃんが知恵熱とか言ってくるが相手をしてあげる気力がなかった。
アイスとポカリ買ってきてくれた。
ベタベタに優しい。
持つべきものは兄。
弱ってるなぁ
兄め。
ダウン続行。ほとんどもう治ってたけど。
夜、ポカリ飲んでたら、お兄ちゃんが酔っ払って帰ってきた。
昼に寝すぎたから、リビングでテレビみてたら
俺に移せーとか言って風呂上りに半裸で抱きついてきた。
神経を疑う。
耳元で「好きだよー」とか言ってきた。
神経を疑う。
酔っ払いさいてー。
髪の毛ビショビショだからタオルで拭いてあげた。
「そんなんだからモテナイんだよ本当最低だよ」
って言ったら黙った。
落ち込んでたっぽいけど、100%お兄ちゃんが悪いと思う。
学校行ったらテストが全部返ってきた。
なかなかよかった!
アイカは数学平均点以下だったらしい。
ちょっとムカついた。お兄ちゃんに習ってそれか。
後藤がほとんど100点近かったらしくて自慢してきた。
ほんとそういうのいいから。
褒めて、とか言ってくるから仕方ないから頭撫ぜてあげた。
犬みたい。
「ハウス!」
っていったら席に戻ってった。
それはウケた。
犬だった。残念でした。ワラ
お兄ちゃんと約束通りウイイレしてあげた。
妹に勝とうなど100年早い。
圧勝。ワラ
バツゲームを決めてなかったから、明日デートすることにした。お兄ちゃんの奢りで。ワラ
後藤から明日みんなで遊びにいくお誘いが来たからちょうど良く
「デートだから無理だよ」
って返信してあげた。
お兄ちゃんとデートした。
デートなんだろうか?
でもそういうのしてみたい気分だった。
ゆみちゃんと藤原のせいだ。
彼氏欲しい。
お兄ちゃんが車で行くとかいうけど、若葉マークで怖いからやめていただいた。
なんかドライブコースの検索?みたいなの印刷してすごいメモ書きしてたみたいですごく申し訳なかったけど、命にはかえらない。
兄よ。それは母と行ってあげてくれ。喜ぶから。ワラ
動物園と遊園地が一緒になったところに行った。
鳥のいる網?の中に入れるとこでお兄ちゃんがペリカンに威嚇されてた。
ペリカンめちゃくちゃ怖い!デカイ!
ビビった。
二人でめっちゃ逃げた。
気づいたら手を握ってた。
は7月13日。そして続き。
いっぱい書くことある。
すごく楽しかった。
ホワイトタイガーの名前がお兄ちゃんと同じだった。
わざとお兄ちゃんの名前でかっこいいーとか強そーとか言ってたらなんか、満更でもなさそうな顔するから
○○ウンコしたーとかきたな~い続けてとか言ったら怒られた。笑ってたけど。ワラ
蛇と触れ合えるコーナーがあったのもよかった。
ツルツルですごい可愛かった。首に巻いて写真とってもらった。
一緒に巻いてって頼んだけど、断られた。
「照れてるんだよ」
とか言ってたけど完全にビビってた。ワラ
今日はお兄ちゃんの情けないところをいっぱいみれた。
あとジェットコースターがすごかった。
走って何回も乗った。
プールもあったけど、来週からだったらしい。残念そうにしていたが、
妹の水着を見たがるのは大丈夫なんだろうか。ひくわー
晩ご飯は高そうなとこで緊張した。
普通の服だったし。動物の匂いがするような気がしたし。子供だし、恥ずかしいかった、
そういうとこ気をまわせないからモテナイんだよ、お兄ちゃん。
言わなかったけどね。妹の優しさで。
それにすごく美味しかったし。
お兄ちゃんはカッコつけてワイン頼んでたけど、ぜったい味とかいろいろ?わかってないっぽくて恥ずかしかったぁ。
でも本当に楽しい一日だった。
こういう彼氏欲しいな。
言わないけどね。絶対に。
ヘトヘトで眠たかったのに朝からお兄ちゃんに起こされた。
ワールドカップの決勝だった、すっかり忘れてた。
オランダ出ないからどうでも良かったんだけど。
一緒に見た。
リビング降りたら最初から冷房ガンガンで毛布準備されてて若干ひいた。
それ目当てか?シスコンめ。
でも手には落書きしてなかったから、ちゃんと書いてあげた。
面倒だったから湯たんぽは省略した。面倒だったから。
黙って書かれる兄。シュール。
途中で結局私は寝ちゃったらしい。
多分、おでこにキスされた。
寝てたからわからないけどね。
学校行ったら私が日曜日デートしたことをゆみちゃんが知ってた。
後藤→藤原→ゆみちゃん
って流れらしい。
誰と?とか何処行ったの?とかいっぺんに聞かれたから、ちょっと彼氏いる風にしたくてどこ行ったかだけ話した。
ゆみちゃんはオシャレなレストラン行ったのが1番いいなーとか年上いいなーとか言ってた。
そこはそうでもなかったけど、黙っといた。
藤原がなんか不満げにこっち見てたから慌てて話をはぐらかした。
嘘は言ってない。
けど明日ちゃんとネタばらししよう。
ヤバイ。
放課後、藤原に話があるとか言われて聞いてみたらなんかイチャモンつけられた。
デートはお兄ちゃんと行ったって話がゆみちゃんから伝わってなかったっぽい。
なんか後藤に思わせぶりな態度とってデートとか酷くね?
みたいなことを言われた。
うわー
女々しい。ひくわー
なんかもう男子の中では悪女扱いになってるらしい。
全然関係ないのに。
なんかもう全然わかんない。最悪。
藤原とか全然関係ないのに。
後藤とか別になんにもないのに。
なんかもう全然意味わかんない。
全然意味わかんないって言って帰った。
ヤバイ
ゆみちゃんに相談したら大丈夫かな。
ゆみちゃんでも藤原好きだしなぁ。
泣きたい。
学校行きたくなくて、遅刻ギリギリまでダラダラしてたらお兄ちゃんが起きてきた。
学校は?とか遅刻じゃね?とか体調わるい?とかごちゃごちゃ言ってたけど無視した。
黙って紅茶いれてくれた。
完全に遅刻の時間だけどダラダラしてたら
「いくか」
とか行って引っ張られた。
なんかめんどくさくてそのまま車に乗せられた。
学校と違う方向に進んでた。
大きな川の河川敷でお兄ちゃんの大学の友達とかが釣りとかしてた。
「お前車できたの?」とか「なにそのJC?え、教え子?誘拐?」
とか言われてた。
お兄ちゃんは「妹、学校サボり」
としか答えなかったけどみんなあんまり気にしてなかった。
オタクっぽい人が釣り教えてくれた。
あとからいっぱい人が来た。
サークルのBBQ会だって言ってた。
変な格好した人とか変なテンションの人がいて怪しい集まりだったけど楽しかった。
間違えてお酒飲んで寝ちゃったらしくてあんまりよく、覚えてないけど、なんかどうでもよくなった。
帰ったらお母さんにすごく怒られたけど、
酔っ払ってるのがバレないか怖くて気がきじゃなかったからすぐにお兄ちゃんの部屋に逃げた。
お兄ちゃんはすごく優しかった。
眠くてそのままお兄ちゃんのベッドで寝た。
お兄ちゃんは床で寝てた。私のベッド使えばいいのに。ワラ
なんか恥ずかしかったからほっといて学校行った。ワラワラ
学校行ったらなんてこともなかった。
ゆみちゃん藤原にマジギレだったらしい。
姉御一生ついてく!
本当は藤原も後藤のせいで男子の間で変な噂になってたから、影でぐちぐち言うの嫌でちゃんと話聞いてみたかっただけらしい。
私がテンパって話聞かないで勘違いしただけだった。
藤原、さすが姉御の見込んだ男。悪い奴じゃなかった。
エロいけど!ワラ
後藤は明日始末つける。
朝一で学校行って教室で待ってた。
両腕組んで仁王立ちで待ってた。演出過剰だわ。ワラ
あいつが来たから
「後藤集合ー」
っていったらめちゃくちゃ申し訳なさそうにして来た。耳としっぽがあったらペタンコに、うなだれてたと思う。ワラ
なんかごちゃごちゃ言い訳始めたから
「発言は許可してない」
って言った黙った。素直。ワラ
正直、ちょっと楽しくなってた。
だいたい経緯は藤原から聞いてたし。
落ち込んで愚痴ったら変な空気になって、その後私の擁護したけど、周りの馬鹿どもが相手にしてくれなかったとか。
「で、最初に何か言うことは?」
って聞いたら
「好きです、付き合ってください!」
とか言うの。
メンタル強すぎ。ドン引き。
「シネ!ハウス!」
っていったら走って席に戻ってった。
後藤は馬鹿だけど悪い奴じゃないと思う。
どうでもいいけどな!
終業式だけで帰ったらお兄ちゃんが待ってた。
昨日のバイトでアイカから話を聞いたらしい。
アイカやっぱりパブリックビューだわ。無いわ。
しかもなんか、たぶん勘違いしてた。
デートとかしてゴメンとか謝って来た。
許せん。
お兄ちゃんがココまで馬鹿だとは思わなかった。
信じられない。
夏休み!
お母さんと買い物行った!
水着買ってくれた。
初のセパレートのにしたらお母さんにからかわれた。
若い内しか着れないのだよ、母よ。ワラ
お兄ちゃんはいろいろ話しかけて来るけど無視した。
ハーゲンダッツで懐柔出来ると思ってるのが腹立つ。
ハーゲンダッツは食べた。ワラ
お兄ちゃんの大学の友達って女の人からLINE来た。
覚えてないけどBBQで夏休み遊ぶ約束をしたらしくて、予定聞かれた。
返信し辛いけど既読無視もし辛いし困った。
お兄ちゃんとは冷戦状態だからどんな人だったか聞けないし。
お兄ちゃんマジ使えない。
なんとなく濁して返信した。
察して!大人!
ついでにお兄ちゃんのこと探りを入れてみた。
喧嘩の事とか話してたら許さんと思ったけど、流石にそれはなかった。
お兄ちゃんマジ土下座の巻き。
ひくわー
「なんで怒ってんのかわかって謝ってるの?」
って聞いたら、即答で
「皆目わからん!」
と。
勢いで、笑いそうになった。ワラ
皆目わからんって言葉が即答で出るセンス。
笑わせに来てるんじゃないのがわかるから余計ウケる。私じゃなければ余計怒らせるとこだと思う。
お兄ちゃん、ほんと卑怯。
「よく考えて」
ってだけ言った。わかって欲しい。
わかってくれたらいいのに。
奴らが来た。
お兄ちゃんが拉致された。
めっちゃウケた。思わず笑っちゃった。
お兄ちゃんはいつも遅刻するから恒例行事になってる。
お兄ちゃんの水着のしまってある場所までみんな知ってる。
前まではウザいとおもってたけど、BBQ楽しかったからか、私も一緒に手伝った。
LINEの人はヒズミさんって呼ばれてる比較的まともなお姉さんの人だった。
お兄ちゃんとは冷戦中だけど、楽しそうだから一緒にいくことにした。
山の方の川で遊んだ。
私がいるのと、川遊びは危険だからお酒は禁止だとか言った。
川に飛び込んだり、スイカ割り初めてやったり、ギターで即興で歌うとかした。
男の人と水着で遊ぶとか恥ずかしかったけど、恥ずかしがるほうが恥ずかしそうだったから。平気なフリしてはしゃいだ。
お兄ちゃんとは口を聞かなかったけど。
お兄ちゃんはなんで喧嘩してるか聞かれてたけど言わなかった。
そこらへんはわかってくれてる。
うむ。
川ではお酒飲まなかったけど、帰りに居酒屋行った。
ダメなんじゃないかと思ったけど大丈夫だった。
私は飲まなかった。
大学の人たちと居るとお兄ちゃんは意外としっかりしてる。
いろいろと、行き過ぎた人を止めたり、段取りしたり、してた。
酔っ払って返って来たり、拉致されるのしか見たことないから意外だった。ワラ
お兄ちゃんを見てたらヒズミさんにバレた。
お兄ちゃんのこと褒めてくれた。
ちょっと誇らしい。ワラ
そして意外にもお兄ちゃんはモテるらしい。
まさか。
まさか。
お兄ちゃんの友達が何人か泊まって昼過ぎまで起きてこなかった。マジ迷惑。ワラ
お母さんがお昼ご飯だけ作って出かけた。一応、みんな起こしに行ったらハカマって呼ばれてるオタクっぽい人だけ、起きて暇そうにしてた。
他の人は起きなかった。
お兄ちゃんには落書きをしといた。
ハカマさんは釣り教えてくれた人でキモいけどいい人。
キモいけど。ワラ
暇そうだから一緒にウイイレした。
ありえないくらい強かった。さすがオタク。
なんかこの間のことを心配して、自分は高校は虐められて辞めたけど、大学に入る試験で大学入ったーとか語ってた。
語りながらのプレイに負けた。
私は世界の広さを知った。ワラ
お兄ちゃんがモテるのか聞いてみたら、ハカマさんもやっぱりモテるっていってた。
3時ぐらいにみんな、起きて帰っていった。お兄ちゃんも、一緒に出かけた。
おでこに妹専用って書いたまま。ワラ
ゆみちゃん達とカラオケにいった。
後藤と藤原もいた。
ゆみちゃん勘弁してくれ。
ラブソングを歌う後藤。
キツイっす。
手を繋ぎたいだけなのに、とかなんかそんな歌詞の歌を歌ってたから隣にいたみぃこと恋人繋ぎしてやった。
後藤、無言のリアクション。
後藤、これは優しさだ。受け取れ。
そしてされ。
彼氏欲しい。
ゆみちゃんと藤原は本当に仲良しで見てるともう。
もんもんとする。
今日あった事をちゃんと書いておく。
朝からお兄ちゃんがバイトでいなかったからお兄ちゃんの部屋でハカマさんが置いてった漫画読んでた。
相手の夢を見れる双子とかが出てくる。
つまんなかったけどだんだん面白くなってく。
けど、説明が多くて眠くなる漫画だったから寝てた。
そんな、漫画だったからお兄ちゃんの夢を見た気がする。
起きたらお兄ちゃんが私の髪を撫でてた。
本当は汗だくだったから濡れタオルで拭いてくれてた。
「熱中症になるよ」
お兄ちゃんの声がすごく優しかった。
エアコンも、つけてくれたみたいだったけどまだ暑かった。
手が、タオルだけど、気持ちよかったから
「続けて」
って言った。
お兄ちゃんと久しぶりに話した気がした。
お兄ちゃんの声は優しい。
私は動かなかった。
寝たまま撫でてたもらってた。
「お兄ちゃんってモテるの?」
お兄ちゃんはすぐに
「モテないよ」
って答えた。嘘つき。
お兄ちゃんが、嘘つけるなんて知らなかったなぁと、おもった。
「ゆみちゃんに、彼氏が出来てすごく仲良しで羨ましいと思った」
お兄ちゃんは目だけで相槌を打った。なんとなく、わかった。
「彼氏欲しいなっておもったよ?」
お兄ちゃんは、ちょっと手を止めた。返事をしないとダメだよって私は思った。
たぶん、お兄ちゃんもわかった。
「すぐ出来るでしょ?」
お兄ちゃんはビビりだから仕方が無い。
「後藤に告られたよ」
「アレは馬鹿だよなぁ」
お兄ちゃんは笑った。
後藤を振ったのは知ってるからだ。ムカつく。
私は顔もあげられないのに。
「お兄ちゃん謝って」
「ごめん」
「なんで謝ったの?」
逃がさないって決めたから、私は顔をあげてお兄ちゃんを、ちゃんと見た。
私がちゃんと見てるってわかるように。
「謝ったから」
お兄ちゃんは言いたくなさそうに言った。
お兄ちゃんは嘘つきだった。って、わかった。
皆目わからんなんて、嘘だった。
お兄ちゃんの癖に。生意気に。お兄ちゃんぶってる。
私は何も、言わないことにした。
こっから先は、お兄ちゃんが言ってくれなきゃ嘘だと思った。
本当はお兄ちゃんはわかってる、私のことを。だから待った。
お兄ちゃんが、何か言おうとした。
そう思って、少し怯んだ。
その、、ちょっとの隙に、お兄ちゃんは私のおでこにキスをした。
それで優しく笑った。
お兄ちゃんらしかった。これでおしまいって言われたんだとわかった。
わかったけど。
どうしても許さなかった。お兄ちゃんの癖に。って一番最初に思った。可愛くないけど。
だから私はわからないフリをした。もう一度ちゃんと、お兄ちゃんを見つめた。
たぶん、驚いたんだと思う。表情には見せなかったけど。
それから、すごく長く沈黙があった気がする。本当の長さはわからないけど。
お兄ちゃんが口を開いた。今度はじっと目線を、そらさなかった。
「好きだよ」
お兄ちゃんが可哀想だった。
そう思うくらい、さっきのごめんより、すまなそうに言った。
私は、それが許せなかったし、私はお兄ちゃんを許してあげたかった。
だから私も言った。
「私も好きだよ」
私はお兄ちゃんを許してあげたかった。
それに、それが、出来るのはこの世界で私しか居ないって知ってたから。
神様だって許してくれないんだから。
「撫ぜて?」
お兄ちゃんは、もうタオルは持ってなかったし、部屋は充分冷たかった。
お兄ちゃんのつけるエアコンはいつも寒い。
それでお兄ちゃんは優しく私の頭を撫でてくれた。
ぎこちなかったけど。それが嬉しかった。
私は褒めてあげたくなった。可愛くてしかたがなかったから。
お兄ちゃんの顔はまだ恐る恐るだったけど。
「大丈夫だよ」
っていってお兄ちゃんを抱きしめてあげた。
お兄ちゃんも私を抱きしめてくれた。
初めて私が震えてることに気づいた。
私が震えてるのをお兄ちゃんは気づいてるんだろうか
それじゃダメだと思った。お兄ちゃんはビビりだから。
焦ってしまった。どうしようと思った。
「大丈夫だよ」
そうしたらお兄ちゃんが、そう言ってくれた。
あんなに安心したことはないってぐらい、すごく、すごく安心した。
私はお兄ちゃんのことが大好きだ。
それで、私もそれを、許して欲しかったんだって気づいた。
私は泣き出しそうだった。嬉しくて。
こんなに幸せなことはないんだと思った。
お兄ちゃんはそのまま私にキスしてくれた。
今度は唇に。次に唇に。そして何度も。
初めてキスした。
って今更気づいた。そっから、どうしたらいいんだろう。
お兄ちゃんはモテるって言葉を思い出した。
思い出して、少しホッとしたけど、ホッとした自分にムカついた。
そんなことを一人で思ってたら、思ってたから気づかなかったんだけど。
お兄ちゃんは、今度は情けなさそうに困った顔だった。
もう、笑っちゃうぐらい。
だから笑った。
お兄ちゃんは、私と同じなんだってわかった。
ちょっと頼むよ。大人でしょ?
口からでかかった。だって、少なくとも、私よりはちゃんと、やり方を知ってるはずなんだから。
「ごめん」
今度は可笑しそうに、お兄ちゃんは言った。
突然、なんだか余裕が出てきた。
ちょっと、いつもの、いたずらゴコロが芽生えた瞬間だった。
私もう意地悪な気持ちで、お兄ちゃんの首に両手を回した。
わざとらしく不思議そうに微笑む。
それからどうするの?ほら?
口には出さなかったけど、同じことだった。
私達は15年も、ずっと愛し合ってたんだから。
お兄ちゃんもいつもの顔になった。ちょっともったいない気もしたけど。
今度のお兄ちゃんのキスは、舌を絡ませてきた。
これが、舌を絡ませるってことなのかはわからないんだけど、たぶん。
私もそれに答えた。
変な気分!
お兄ちゃんの手が私のブラジャーの上の、服の上のあたりに伸びてきた。
ちゃんとワクワクした。
ガサガサしてるだけでちょっとじれったい気持ちになった、
うまくボタン外せるかな?男のコのとは逆だけど?
なんてたかをくくっていたら、意外にも器用にお兄ちゃんは私の服のボタンを、外した。
生意気にも片手で!お兄ちゃんの癖に!
お兄ちゃんはズルい。
時々こうやって意表をついてみせる。
私の意地悪な気持ちがお兄ちゃんの唇を噛む。
痛そうにビクリとしたけど、離れなかった。
褒めてあげたくた頭を撫でた。
その間、さすがのお兄ちゃんもブラジャーのホックには苦戦していた。
ようやく外れた、と思ったらすぐにお兄ちゃんはキスを辞めてしまった。
一瞬、意外に思ってお兄ちゃんの顔を見上げようとしたら、お兄ちゃんの顔は私の胸元にあった。
ふふふ、って声が漏れた。くすぐったさもあったけど。
でも笑ってる余裕はすぐになくなった。
初めての、私は自分でそうやって触ったりもしたことがなかったから、感覚が、我慢出来なかった。
我慢出来ない?ウズウズするような、ちょっと違うけど、私はなんていえばいいか知らない。
大別すると気持ち良かった。
だからもう、ほんとに悔しいけどされるがままで、お兄ちゃんは舐めたり吸ってみたりしてた。
時々思い出したように、もう片方をいじったりしてきた。
あっ、と声が聞こえた。
自分の声だと遅れて気づいた。
頭の中は「お兄ちゃんの癖に!」でいっぱいだった。
お兄ちゃんの癖に!
私の息が荒くなる。
私もお兄ちゃんもベッド倒れ込んでいた。
とにかく私はお兄ちゃんの頭を抱きしめた。時々、頭にキスをしたりしたけど、全然効かなかった。お兄ちゃんの癖に。
お兄ちゃんの手が太ももに伸びてくる。
ヒヤリとした。
そういえば汗だくだった。臭くないかな、なんて思った気がする。
内腿のあたり、スジのあるところを触られると、すごくゾクゾクした。
夏の部屋着は薄いから、お兄ちゃんの指の、熱が伝わってくる。
どうしようどうしよう、って思ったけど、どうしようもなかった。
お兄ちゃんの指はもっと、足の付け根の方まで上がってくる。
指がショーツのふちのラインを撫ぜる。
それで気づいたり
可愛いパンツはいてない!
馬鹿馬鹿しいけど、その時はもうこの世の終わりに気づいたってぐらいハッとした。
一瞬、頭が真っ白になった?けどすぐに
お兄ちゃんだからいっか、っておもった。
すまぬ。兄よ。ワラ
でも、なんだかお兄ちゃんだからいっかって言葉が浮かんだあとに、すごく幸せな気持ちになったよ。
そんな、逡巡も一瞬のことでお兄ちゃんの指は私のパンツの中に入ってきた。
「すごく濡れてる」
お兄ちゃんが言った。なんだか嬉しそうだった。
可愛い。
お兄ちゃんはさっきまで必死で舐めたり触ったりもしてた私のおっぱいなんて、すっかり忘れたように、指先に神経を集中してるみたいだった。顔が真剣だった。可愛い。
でもなかなか、もぞもぞするばかりで、あんまり、気持ち良くなかった。
内心、お兄ちゃん頑張って!ってちょっと他人事みたいだった。
今更気づいたみたい、
というか今更気づいたんだろうけど、
お兄ちゃんは、
「あっ」
って間抜けな声を出して
「どうしたの?」
「服脱がせていい?」
なんて聞いてきた。
「いいよ」
もう、本当にキュートで仕方ないお兄ちゃん。
パンツも、なにも、いっぺんに脱がしてくれました。
さっきのわたしの躊躇いはなんだったのか。いいんだけど。
「じろじろみないでよ」
間抜けな顔してるよ、とは言わないであげた。
小休止で私は少し余裕を取り戻したから、ふっと変なことを思い出してしまって、そのまま口に出してた。
「そういえばさ、変なことってなんだったの?」
「え?」
と言って、お兄ちゃん固まる。
お兄ちゃんの、顔が赤くなるのがわかった。
今から思い出すと、自分の大胆さに驚くけど。
最高に、一本とってやった。
って気分だった。
妹は、やられっぱなしではいられない。
やられたあとに、勇猛に挑んでくるお兄ちゃん好きだよ
「こういうこと」
そう言ってお兄ちゃんは、その、変なこと、を始めた。
くすぐったくて、声が漏れた。くすぐったくて。
我慢出来なくて、ももでお兄ちゃんの頭を挟んで、ほとんど締め付けるみたいに。
体を、よじったけど、お兄ちゃんはやめない。
わたしの反応で、だんだんどこが気持ちいいのかわかってきたようだった。
どんどん的確に、気持ちいいところを、プルプルなめる。
見た目が、面白いとか、思うんだけど、そんときは、思う余裕はなかった。
なんだか、本当にすごくて、なんとか体をよじって逃げた。
逃げてしまった。
お兄ちゃんめ。
目も開けてられないくらい。
私は、肩で息をしながら、ゾクゾクした余韻に浸っていた。
お兄ちゃんが、私の名前を呼んだ。
カチャカチャと、ベルトを外す音が聞こえる。
私は息を整えながら、ゆっくり目を開いて、両手をお兄ちゃんにむけて伸ばした。
ギュッってして欲しかった。
そしたら、なにも怖くなくなると思った。
お兄ちゃんは優しく抱きしめてくれた。
お兄ちゃんのほっぺたとか、顎とかが、私の顔に密着する、お兄ちゃんのあったかい体も。ちょうどピッタリ、そういう組み合わせだったみたい、とおもった。
しばらく、そうしていた。
二人とも同じことを考えてたと思う。たぶん。
ここまできてひどく現実的な問題、準備不足。
でも、ここで引いたら、もう戻ってこれない場所だって私達はわかってた。
もちろん、踏み込んでもだけど。
私達は本当にそういうギリギリのところにいたし、裸で、お互い以外になにももっていなかった。
裸で生まれてきた世界で、なにも失うことはないように思えた。
私達はお互いに勇敢であることを確かめ合うみたいに、見つめあった。
「きて」
お兄ちゃん、大好きだよ。
fin
こんな、長くなるとは思わなかったが。
妹より姉の方が可愛い。
若干、兄に萌えたけど。
短かったけど引き際が凄く良かった
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1403240018/